レイルジェット(Railjet)一等車 ブダペスト→ウィーン<鉄道乗車記>
今回、お届けするのは、ブダペスト発ウィーン行きのレイルジェットの1等車の乗車記です。
レイルジェット(Railjet)とは?
オーストリアのOBBという、オーストリアの国鉄のような会社が運航する列車の名前です。レイルジェットはオーストリア国内に多く走っていますが、陸路で簡単に行ける、ヨーロッパの特徴を生かして、国際列車も数多く運行しています。運航区間としては、ミュンヘン~ウィーン~ブダペストやウィーン~プラハなどの運行形態などがあります。また、クラスは3クラスで、上から、ビジネスクラス、1等車、2等車があります。1等車の上にビジネスクラスがあるのが、かなり珍しいですね。ユーロスターでも、1等車の上のクラスがありますが、座席は1等車と変わりませんが、レイルジェットの場合はさらに、グレードが上がります。
ブダペスト→ウィーン
今回、乗車したのは、ブダペスト発のチューリッヒ行きのレイルジェットです。ちなみにチューリッヒまでは、10時間ぐらいかかります。今回の乗車した列車はブダペストからのレイルジェットの始発列車で、時間は6時40分発です。ブダペストの始発駅は、ブダペスト東駅【Budapest Keleti pályaudvar】発で、ウィーンの到着駅は、ウィーン中央駅【Wien Hauptbahnhof】です。また、両方の都市で、ほかにも停車駅がありますが、観光で訪れる方が利用されるのは、紹介した駅だと、思います。
乗車前にブダペスト東駅のラウンジを利用することができます。ただ、ラウンジと言っても、空港のラウンジやOBBの運営するラウンジとは比較すると、かなり質素なラウンジです。
ラウンジ内は部屋一室をラウンジに改装した感じです。早朝も列車なので、人が少なくて、快適でした。しかし、日中はもう少し混みあうかもしれません。
フードとドリンク類は一応あります。食べ物は、スーパーなどで売っているパンやお菓子、飲み物としては、ビンに入ったコーラなどジュース類があります。簡易的ですね。
出発時間が、近かったので、早々と乗車です。今回利用したのは、一等車です。ラウンジには、10分ぐらいしかいなかったです。
今回利用した座席は、27号車(進行方向、一番後ろの号車)で座席番号は74番です。残念ながら、進行方向後ろ向きの座席です。しかし、私は、違う座席に座りました。というのも、出発前にチケットオフィスに聞いたところ、座席指定をしていても、空いてれば、違う座席に座ることができるようです。私は、座席指定を駅員さんにまかせたので、後ろ向きになってしまったのですが、、、
ちなみに、私が指定した座席は、静かにするスペースの座席でした。ヨーロッパの鉄道は先進的ですね。
※ハンガリー発着の予約は必ず、座席指定が必要です。
そして、移動してきた座席がこちらです。前にテーブルがある座席です。前に人がいなければ、快適な座席です。
この列車はチューリッヒ行きだったらしいです。全部乗ったら、10時間ぐらいかかるらしいです。
トイレはこんな感じです。出発直後はかなりきれいでしたが、だんだん進むにつれて汚れが目立ってきた印象です。
車内には、日本の列車にはない、食堂車も完備です。私は、利用しなかったのですが、お値段も街中のレストランと変わらず、質もなかなかいいものです。また、朝食は比較的安い感じなので、利用しやすいと思います。
列車を探検している間にハンガリーでは見かけられない電車を見つけました。オーストリアが近づいてきました。
オーストリアに入ってから、50分ほどでウィーン中央駅に到着です。ここから乗り継いで、ウィーン国際空港に向かいます。
ウィーン中央駅での20分の乗り換え時間を使って、OBBラウンジに向かいます。なんと、一等車の利用者はウィーン中央駅に到着時にでもラウンジが利用できます。
ラウンジには、国際線のラウンジと比べれば、よくはないですけど、おつまみの質が良く、鉄道ラウンジの質の良さを体験できました。
おつまみ類。
アルコールとソフトドリンク。また果物類もあります。
最後に
railjetは中央ヨーロッパの移動にとても便利な鉄道です。値段も1週間前ぐらいでも安い運賃のものが買えるので、利用しやすいと思います。また、一等車の利用はどの区間でも+10€なんで、日本のグリーン車と比較すると利用しやすいと思います。さらに設置されている駅では、ラウンジが使えるので、快適に旅ができると思います。また、今回の利用がそうでしたが、到着時にもラウンジが使えるのは、ちょっとした待ち時間に利用でき、すばらしいですね。
ちなみに、ビジネスクラスを利用する場合は、1等車の料金に+15€で利用できます。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます。